お肌の乾燥対策には油分が欠かせません。
油分、つまりオイルというとベタつきそうと敬遠する方もいらっしゃいますが、上手に取り入れることでお肌のケアがワンランクアップしてゆきます。
今日は、なぜお肌に油分が必要なのかご説明しましょう。
私たちのお肌は外からのさまざまなストレスに対応するために、ある程度の油分を分泌しています。
そのため、肌の水分バランスが保てない場合、それを補うために油分を多く分泌する機能があるのです。
ここでは、肌が乾燥肌に与えるメリットについてご紹介します。
肌はより多くの油分を吸収することができる
肌にはたくさんの毛穴があり、そこに皮脂が溜まっていきます。
毛穴がふさがれると、油分が肌に吸収されなくなり、乾燥肌になります。
肌が敏感になる
肌には、毒素の存在や過剰な水分、刺激などを感知する機能があります。
この敏感さは、「知覚機能」または「皮膚感覚」と呼ばれています。
皮膚の「知覚機能」は、鼻にある「嗅覚」に少し似ています。
アレルギーや過敏症になると、肌がそれを感じ取って反応するのです。
だから、気分が悪くなるようなものには、肌が敏感に反応するのです。
肌の防水性が高くなる
皮膚は、皮膚の外側の表面にある皮膚よりも透明度が高いです。
皮膚は外側の層よりも、水に対して抵抗力があるのです。
そのため、肌には余計に毛穴があり、水分をより多く吸収することができます。それがまた、肌の乾燥につながるのです
皮膚は弾力性がある
皮膚はとても弾力性のある物質です。その弾力は、油分の量と浸透性によって決まります。
肌が乾燥した状態では、油分が浸透せず、油分が肌に吸収されなくなります。
そのため、肌は通常よりも弾力性が高くなるのです。
肌は通常よりも弾力がある状態
ですから、肌がとても柔らかくてふにゃふにゃしていると、水分の保持がうまくいきません。
そのため、乾燥状態になると、肌の水分が周囲に吸収される前に、吸収されてしまうのです。
肌の弾力性が低下すると、柔軟性が低下します。
また、肌に弾力があると、血管が外界の環境に影響を受けにくくなります。
つまり、外的要因による刺激を受けやすくなるのです。
お肌になぜ油分が必要なのか、駆け足でご紹介しましたがおわかりいただけたでしょうか?
春夏はオイルフリーのコスメを使ってケアしている方も、乾燥が気になる冬場は油分も取り入れてみてはいかがでしょうか。
さっぱりと使えるオイルや乳液なども増えていますので是非活用してみて下さいね。